2014年9月30日火曜日

自問自答の時間。

今日は田中祭ブログをかいた。
http://tanakamatsuri2013.blogspot.jp/2014/09/blog-post_30.html?m=0

▼以下引用
今、人生の岐路にいます。福田です。
僕は、自分がどう生きていくのがいいか、未熟者なりに考えた結果、まず生きていく場所を決めました。
自分が生まれ育った、南摩というところです。
そして、そこで生きていくからには、そこを自分にとって居心地のいい場所にしていきたいと考えました。
自然がいっぱいある。気持ちのいい人が周りにたくさんいて、いい距離感で繋がっている。美味しいものがある。そんな場所がいい。
そのために、自分はここに、子どもからお年寄りまで、毎日でも通えるような場所を作ろうと思いました。
どんなことをすればそんな場所にできるかを考えて「パン屋だ!」と思い立ったのが2年前。海外や日本各地のパン屋を巡った末に理想的な修業先に出会い、素晴らしい環境でパン職人見習いとして修行を開始しました。
しかしその後、小麦への接触過多により小麦アレルギーを発症。やむなく修行を中断しました。アレルギーの対処法や改善策、克服法を自分なりに調べる中で、 自分の身体のことや、食の安全性に疑問を抱いたこともあり、辿り着いたのは農業でした。今は南摩で、無農薬、無肥料で野菜を育てています。
正直、今となっては、こうなるべくしてこうなったような気もしています。アレルギーの症状は実感的には改善されてきています。また、仮にアレルギーを克服 できずに、パンがこの先もできないとしても、農家として当初の目的である「子どもからお年寄りまで、毎日でも通えるような場所を作る」ことは、できるので はないかとも思うのです。
しかし、そこに辿り着くまでに、自問自答の時間は、充分にあったのか。
自分の選択は、正しいのか。
自分で正しいと言えなくてどうする。正しいに決まってる。そう信じて、今できることを全力でやるしかない。それはわかっているつもり。
走り出した今、もうやるしかないのはわかってる。わかってるけど、拭いきれない不安が常にどこかに潜んでる。

4年前、田中祭のメンバーは、ほとんどが会社員でした。その後、それぞれが自分の道を見つけ、今はほとんどが自営業者になりました。
メンバーのみんなは、僕より先に人生の岐路を進んだ人たちです。だから今年は、僕はみんなから何かを学ぶ祭りにできたらと思います。
自分で特別なことはせず、サポートに回ります。
もし僕と同世代で、岐路に立っている人がいたら、ぜひ祭りに来てください。話をしましょう。
また、過去に本気で自問自答した時間を持っている方、よかったらお話を聞かせてください。
11月8日(土)、オカズと茶碗と箸を持って、コタツへ。お待ちしています。

I'm at a turning point of my life now.
Of course i think that my choice is right for my life. But insecurity is always in the back of my mind.
If you are at a turnning point of your life too, let me know about it and talk with me about our life at TanakaMatsuri.

福田

【9月30日(火)】
晴れ/28℃・15℃
ズッキーニロンドデニース初収穫。早速生でかじってみたら、ものすっごく美味しかった。親バカかなぁ。

2014年9月29日月曜日

金木犀が満開。

庭と、畑に、金木犀がある。
近くを通るたびに、甘い香りが漂ってくる。
秋のはじまりを感じる香り。好きだなぁ。

中国では、白ワインに金木犀の花を漬け込んだものを「桂花陳酒(けいふぁちんしゅ)」と呼び、
かの楊貴妃も桂花陳酒を愛していたとか。
3年も漬け込むらしいけど、試しにつくってみようかな。

栗と牛乳のペーストをつくった。
砂糖とみりんと塩で煮た栗と、牛乳をミキサーにかけて。

イモクリカボチャの季節がやってきた。
ほっくり甘いもの、大好物。いろいろつくろう!

【9月29日(月)】
晴れ/28℃・14℃
新しい畑の春菊、赤大根、聖護院大根が無事発芽。法務局の手続き完了。

2014年9月28日日曜日

もみじ市に参加。

もみじ市に、アンリロのドリンクブースで参加。
話には聞いていたけれど、お客さんの数は予想以上だった。
開店から完売まで、ず~っと行列。
ひたすらドリンクをつくっていたら、いつの間にかイベントが終わってた。

たくさんのお店や作家さんが集まって、
素敵な空間とおいしものが楽しめるのは、すごくいいと思う。
でも、どうしても気になってしまうことがある。
イベント終了後に残る、大量のゴミだ。

お客さんも、いくら美味しく食べて飲んだって、
その後に自分達が出してしまったゴミの山を見たら、
興醒めするんじゃなかろうか。
むしろそこに目をつぶって楽しみだけ持ち帰るのは、ちょっと浅いように思えてしまう。
日本では、イベントにゴミはつきものだ。
仕方ないといえばそれまでだけど、なんとかならないものか。

スペインのバレンシアに行った時に立ち寄ったワイン祭りでは、
みんな家からマイグラスやカトラリーを持参していたり、
ワインを一杯頼むとガラス製のグラスがもらえて、
二杯目以降は別のお店で買ってもそのグラスに注いでもらうようなシステムだった。
日本とヨーロッパの意識の差を感じたなぁ。

田中祭は、ゴミゼロを目指してずっとやってきている。
マイ箸、マイ茶碗、コップは持参がルールだし、
やむなくゴミが出てしまった場合は各自で持ち帰ってもらっている。
ゴミを出さなくても、いいイベントはできるってことを、自分たちが示せたらいい。

【9月28日(日)】
晴れ/29℃・14℃
アンリロでは、使い捨てのカップだけでなく、ガラスのワイングラスも持って行って会場で洗いながら使っていた。ゴミも減るし、青空の下でワイングラスを傾ける姿は、プラカップよりもずっといい。

2014年9月27日土曜日

幼馴染の結婚式。

保育園からの幼馴染の結婚式に出席した。
一緒にバカなことばかりやっていたあの子が、今日は花嫁。
関係が近すぎて、異性として見たことなんて全くなかったけれど、
心からの幸せを滲ませた今日の笑顔は、女性としてとてもキレイだと思った。
末永くお幸せに。

僕も今年で26歳になる。
そろそろ同世代の友達は、だんだん、それぞれの家庭を築いていく。
そうやってそれぞれの家族ができても、
今までのように会うことができなくなるんじゃなくて、
今度は家族もひっくるめて集まって、
今まで以上に賑やかで、楽しい時間を共有することができたらいいなぁ、なんて思ってる。
僕の勝手な理想だけど。
家族も恋人も仕事も大切だけど、友達もすごく大事だ。

【9月27日(土)】
晴れ/24℃・16℃
今日の結婚式に出るために、前日に点滴を打ってきた友達がいた。体調悪くても絶対に出席するんだって気持ちが、すごくよかったな~。

2014年9月26日金曜日

気持ちいい、を大事にする。


オーガニックとか、有機栽培とか、無農薬、無肥料、とかなんとかいろいろあるけれど、
そういうラベルにこだわりすぎて、
それにとらわれてしまっては本末転倒な気がする。

慣行栽培の野菜を食べて死んだ人はいないよ。
それに有機栽培の野菜にだって、ものによっては慣行栽培よりも多くの有害物質が含まれることもある。

ラベルじゃなくて、本質を見るべきだ。
それには目を、感覚を、磨く必要がある。
なんとなくそれは、そんなに難しいことではないんじゃないかと思っている。
何かを選ぶ時や、どこかに行った時、
それを食べたり、使ったり、そこに居たりして、自分は気持ちがいいかどうかを考えるクセをつける。
そうするだけで磨かれていくものなんじゃないかと僕は思ってて、実践してみている。
「気持ちいいかどうか」。このざっくりした感じが、今の自分にはしっくりきていて気に入ってる。

今、僕の畑は無農薬、無肥料を目指して実践しているけれど、
無農薬、無肥料という言葉自体は、ラベルにすぎないんだ。
大切なのは、僕がちゃんと考えて選んだ方法で、大切に育てたということ。
自分も、本質を見られた上でも選ばれるようなものをつくる人間になりたい。
気持ちのいい人でありたい。


【9月26日(金)】
晴れ/28℃・19℃
今日はもみじ市の準備の手伝い。アンリロはトラックとバスで出動。ビッグイベントだな~。 

2014年9月25日木曜日

素朴キッシュ。

キッシュが好きなのだけど、
食べると胃もたれ胸焼けを起こしてしまいがち。
だから、バターと生クリームを使わずに作ってみた。
生地は、中力粉、塩、なたね油、水。
アパレイユは、卵、牛乳、チーズ、塩コショウ、ナツメグ。
具にうちでとれた野菜を入れて。

お店で食べるようなリッチな食べごたえはないけれど、
素朴な味で、こういうのもいいなぁ、と思った。
一般的に好まれるのはこっちじゃないかもしれない。
でも、自分が気持ちよく食べられるものをつくって、
共感してくれる人とつながっていけたらいいなぁ。

【9月25日(木)】
曇り/23℃・18℃
台風の予想だったのに、日中はほとんど雨が降らなかった。むしろ晴れた。

2014年9月24日水曜日

アレルギーが教えてくれる。

皮膚科に行った。
今度は、ゴムアレルギーが発覚した。
正確には、ゴムアレルギー、もしくは、ゴムの加工に使われている化学物質のアレルギー。
農作業に使っているゴム長靴が原因で、足に湿疹が発生。

自分のアレルギー体質にうんざりしかけたけれど、
今では、
これは、もっときちんとした道具を使いなさい、と身体が教えてくれているんだと思ってる。
安いだけで選んだ長靴ではなくて、ちゃんと作られたものを。

この身体を、
化学物質に過敏に反応してしまうデリケートなものではなく、
物事の本質を見ることを促してくれるものとしてとらえるようにすると、
アレルギー症状からも学べることはたくさんある。

かっこいい農作業靴買おうっと!

【9月24日(水)】
曇りのち雨/24℃・18℃
赤皮栗かぼちゃ、バターナッツを一部収穫。追熟後、味見!

2014年9月23日火曜日

土を触っていると、みんなご機嫌だ。



新しく使うことになった畑に、
早速畝を立てて、刈り草を敷いて、白菜を定植。
さらに、春菊、ダイコン、ホウレンソウ、小松菜を播種。

今日は祖母と叔父との共同作業。
「俺、畑仕事っつーのは、金使わないからいいんだよなぁ~」
 と叔父。
そう言ってるくせに、
ここに向かう途中にみんなの分のジュースとパン、牛乳、さらに軽めの弁当まで買っていて、
タイミングを計っていちいちニコニコしながら手渡してきた。
「矛盾か!そして遠足気分か!」
というツッコミは心の中だけにしておいた。
なんだか微笑ましい時間だったな~。

土は悪い気を吸ってくれると聞いたことがある。
そのおかげなのかはわからないけれど、
畑で誰かと会話をすると、自然と気持ちの良い話になるもんだ。

【9月23日(火)】
晴れ/26℃・14℃
明日は台風が来るらしい。インゲンの支柱が心配。

2014年9月22日月曜日

畑が増えた。

母方の実家にある畑でも、
僕が野菜を育ててもいいということになった。

もともと祖父母がずっと野菜をつくっていた場所。
面積は7畝らいかなぁ。
農薬は使わないものの、化学肥料や除草剤は使っていたみたい。
秋にまずは麦を蒔いて、肥毒を吸ってもらって、土壌改善を図る予定。

ここは獣害(主にイノシシ)がある。
ユリ科などの球根系やイモ類は危険。
考慮して作付けしていく。

祖父の死をきっかけに、いろんなことが動き出した。
変化が待っている。しっかり自分で考えて、道を選択していきたい。

【9月22日(月)】
晴れ/25℃・13℃
今シーズンの〆の草刈り実施中。やっと田んぼ2枚が終了。あと1町歩くらいあるだろうか…。

2014年9月21日日曜日

3年前のタネ、不安。

聖護院大根、ターサイ、チンゲン菜がいまだに発芽せず。
やはり3年前のタネでは駄目だったか…。
とりあえず10日経つまで待ってみて、
それでもダメなら他のタネを蒔くことにしよう。

今日は久しぶりに、俺たちの米ヒロタさんに会った。
大きな変化があった時ほど、さらに別の変化が重なったりするものだ。
今の僕は、悩み、深く考えるべき時なんだろう。
このタイミングでヒロタさんと話せてよかった。

【9月21日(日)】
晴れ/26℃・15℃
最高に清々しい一日。今夜から、マインドマップの勉強開始。

2014年9月20日土曜日

インゲンとハーブとクスクスのサラダ。

Le PericanRougeにて。
自分で育てたインゲンボルロット、バジル、イタリアンパセリ、ぺパーミント。
地場産の玉ねぎ、パプリカを加えて。

お客さんも待ちが出るほどの満席で、
たくさんの方に食べていただけた。

【9月19日(金)】
晴れ/23℃・16℃
ケールにカブラハバチの幼虫が予想以上につき始めた。毎朝捕殺。もっといい対策を練らねば。

2014年9月19日金曜日

空気がすっかり秋めいてきた。


朝の空気がものすごく気持ちがいい季節になった。
朝6時、一人畑で「気持ちいい~!」と叫ぶ。
後ろから、「今朝も早いね!」と苦笑混じりに近所のおばさん。
居たのに気が付いてなかった。ちょっと恥ずかしかったな。

もうすぐ収穫できそうな野菜たち。


赤皮栗かぼちゃ


バターナッツ

西洋かぼちゃ

金町小かぶ

ズッキーニ ロンドデニース

そして、今後楽しみなのが、
ケール。
海外サイトで、
「ローストしたケールとフェンネル、フェタチーズのサラダ アドカドシーザードレッシング」
というレシピを見つけた。めちゃくちゃ旨そうなので、ぜひ作ってみたい!

【9月19日(金)】
晴れ/25℃・13℃
祖父のお葬式。お通夜と合わせると600人以上が来てくれたらしい。そんな人望のある人間に、自分もなりたい。改めて尊敬するじいさんだ。

2014年9月18日木曜日

ひよこ豆とキヌアの実り。

ひよこ豆が、播種後約100日目にしてはじめて莢をつけた。
ぷっくりと丸っこい莢。めちゃくちゃかわいい~。
他の豆類とは違い、ひとつの莢の中に豆は1~2個だけ入るらしい。
また、先に莢が出来てから、中の豆が徐々に肥大化するんだとか。
収穫時がむずかしいな。
生のひよこ豆を食べたことがないので、ぜひ生で味わってみたい。
無事収穫を迎えさせてくれ!

ひよこ豆と同じタイミングで播種したキヌアも、
先端に花穂のようなものができてきた。
800粒くらいタネを蒔いて、残ったのはこの2本だけ。
しかし、通常キヌアの草丈は1~2mほどになるらしいが、
この子たちはわずか30cmほど。超小ぶり。
うまく育ててあげられなくてごめん。無事実ることを願う。

【9月18日(木)】
晴れ/24℃・10℃
ターサイ播種(2回目)。

2014年9月17日水曜日

山の上で飲むお茶はうまい。

弟と近所の山の中にある神社へ。
ここはお気に入りの場所。
山の上で、自分たちの育ったまちを眺めながらお茶を飲む。
子どもの頃の自分がいた世界は、思ってたよりもずっと狭かったんだなぁ、なんて思いながら。

この世界を変えてやろうなんて思っていない。
でも、自分がここにいることで、
ここにいる人たちが、ここを少しでもよりおもしろく、楽しく、美しく思えるようにできたらいい。

【9月17日(水)】
晴れ/25℃・19℃
チンゲン菜、春菊(2回目)、ラディッシュ、小松菜播種。弟が手伝ってくれたので、いつもより捗った。

2014年9月16日火曜日

tweed run 打ち合わせ同行。


イギリス、ロンドン発祥のオシャレ自転車イベント、
「TWEED RUN」が栃木市で開催されることになり、
その打ち合わせに同席させていただいた。

大人が本気で遊ぶためのイベント。
遊ぶために本気になった大人達がつくるイベントは、なんだかすごいことになりそう。

「雰囲気商売」という言葉を、はじめて聞いた。
センスをとことん磨き上げれば、それで食べていくことができるのか。

【9月16日(火)】
晴れ/28℃・18℃
聖護院大根、カレンデュラ、ターサイ播種。

2014年9月15日月曜日

無題

祖父が逝った。
最後の最後まで、かっこいいじいちゃんだった。

【9月15日(月)】
曇り/24℃・17℃
その瞬間に、祖父と一緒に居られてよかった。

2014年9月14日日曜日

大量の刈り草が手に入った。

近所の広場の芝刈りが行われるという情報を祖父から受けた。
ここの芝生は、農薬も肥料もずっと使われていない。
草マルチの資材にピッタリ!
ということで、刈った草をもらえないか相談してみたところ、
もらえることになっただけでなく、
芝刈りに参加していたおじいさんおばあさんがみ~んなで草運びに協力してくれた。
軽トラで広場と畑をひたすら行ったり来たり。
10往復くらいしただろうか。

畑の隣に、軽トラ10台分の芝生の山が出来上がった。早速マルチとして敷いて、余った分は堆肥にしよう。
協力してくれたおじいちゃんおばあちゃん達に、どんな形でお礼ができるか検討中。
そういえば明日は敬老の日だなぁ。

【9月14日(日)】
晴れ/27℃・16℃
ホウレンソウ播種。トゲのついた独特の形の種。殻が固いので、一晩水につけて、乾かしてから蒔いた。うまく発芽するといいな。

2014年9月13日土曜日

価格設定は悩みどころ。

花屋さんからアップルミントの注文が来て、
早速摘んで持って行った。

市場で競りに出た場合、アップルミントの相場は1本5円ほどなのだそうだ。
今回は相場価格で納品させていただいた。
自分でつくったものの価格を決めるというのは、
改めてかなり難しい。
例えば、
「うちのカボチャは○○円/gです」
と最初から自分の欲しい金額に決めてしまうのも手かもしれないが、
今の段階でそれをやるのはまだ早い気がしてしまう。
野菜やハーブは、原価は種代と、一部資材費だけだから、
かけた労力と時間を加味していくことになるわけだと思うけど、
やっぱり基本になるのはスーパーや直売所での相場価格なのだろう。

常に変動しているそれを、日頃から掴んでおかなければ。
売りたいものがだんだんできてきているから、
そういった情報は定期的に収集できるようにしよう。

【9月13日(土)】
曇り/27℃・17℃
チンゲン菜播種。夕方の激しい雷雨で、刈り草が足りずに裸になっている土がかなり固められてしまった。早めに対処したい。

2014年9月12日金曜日

自分が食べたいものを食べてもらうのがいい。

初めて、飲食のプロ向けの大型スーパーに行った。
変に期待してしまっていたこともあり、
品ぞろえと価格が自分のイメージとかなり違った。

自家消費用と出荷用の野菜を分けて育てている農家がいる。
自家用は安全につくり、出荷用にはガンガン農薬やホルモン剤なんかを使うといった具合に。
飲食のプロにも、自分では食べたくないようなものを、
効率重視でつくってお客さんに出しているような場合もあるんじゃないかと思ってしまった。 

やっぱり誰かの為に自分で何かをつくる際には、
自分がつくったものか、信頼できる誰かがつくったものを使いたい、
と、改めて思った。

【9月12日(金)】
晴れ/27℃・15℃
ごぼう、春菊、播種。ごぼうと春菊のマリネがつくろうと。

2014年9月11日木曜日

黒磯は背筋が伸びる。

尊敬する、大好きな人の誕生日のお祝いをするために、
久しぶりに黒磯へ。

この場所には相変わらず凛とした空気が流れていて、
気持ちの良い人がたくさんいて、
身を置くだけで自然と背筋を伸ばされる。
身も心も、姿勢を正そうと思わされる。


お土産に持って行った僕のインゲン、
とても素敵に料理していただいた。

約2か月ぶりにお会いした2人の恩師は、
改めてすごく居心地がよくて、かっこいい人だった。

時間の都合で会えなかった人もたくさんいる。
また近いうちに行けたらいいな。

【9月11日(木)】
曇り/25℃・18℃
カシグルミ、オニグルミ、ペカン、定植。まだまだ子どもの木。実をつけるのはいつになることやら。

2014年9月10日水曜日

ビニールハウスをいただいた。

「育苗と、来年のトマト栽培のためにビニールハウスが欲しいんですよね~」
と、近所のトマト農家のおじさんとの話の中で言ったら、
「うちに古いの余ってっから、やるよ~」
と。
4.5m幅のビニールハウスの骨組みを10m分譲ってもらった。
ありがたい~。

これで来年は苗をがっつり虫にやられたりしないで済むかもしれない。
いいトマトもつくれたらいいな。
いつもいつも、人に助けられて生きている。

【9月10日(水)】
曇り/25℃・20℃
ケールが順調に生長している。コーンフラワー、ルッコラもキレイに発芽。健康に育ってくれ。

2014年9月9日火曜日

満月バーでウエイター。

スーパームーンの今夜は、
いつもお世話になっている宇都宮のドーナツ屋さん、dough-doughnutsで満月バー。
手伝ってほしいと頼まれて、ウエイターとして参加。

全国にある他の満月バーは、
ビストロ等の普段からお酒を扱っている店が主催の場合が多いけれど、
ここはドーナツ屋さんが主催というところが面白い。 
ワインは、ソムリエの資格も持つ酒のプロ、酒屋さんがセレクトした激レアなナチュール系ばかり。

ソムリエがワインについて解説してくれる企画もあり。

大人の社交場という感じ。
ビオワインの話は、農業と似ていて面白い。
ワインについて、もっと勉強したいな。

【9月9日(火)】
晴れ/29℃・19℃
夕方見た月は、でっかくて赤くて、本当に"スーパームーン"!って感じだった。

2014年9月8日月曜日

料理はイイと改めて思った。

以前バイオダイナミック農法を教えていただいた農家さんから、
I'd like to make Basilikum Pesto. Do you have time to help me?」
とのご連絡。
久しぶりにお会いしたかったし、
バジルペーストの作り方も教えてもらいたかったので、
喜んでお手伝いに伺った。
今回は、たまたま予定が空いていたLe PericanRougeの先輩も一緒に。

バジルを収穫して、洗って、乾かしたら、材料と一緒にミキサーにかける。
その後、瓶詰めして丁寧に気泡をとる。
いいチームワークでできたと思う。
 
ランチには、早速出来立てのバジルペーストを使って。
相変わらずここで食べる野菜の美味しさといったら!

今夜は十五夜。神様にお飾りを。バイオダイナミック農法は月の満ち欠けを指標にする。
だからここの方々は、月をとても大切にしている。

ディナーには、Le PericanRougeの先輩が腕を振るった。
フレンチベースの華やかな料理にみんな大喜び。
連れて来れてよかったよかった。

先輩は、昼も夜も、畑と冷蔵庫にあるものを見て、
自分でレシピを組み立てて、はじめてのキッチンでも手際よく美味しい料理をつくった。
料理は、人を幸せな気持ちにできる。
僕も早くそんな力を身に着けたい。

【9月8日(月)】
曇り/24℃・19℃
WWOOFerで来ていたドイツ人のおばさんに、「僕は何歳に見える?」と聞いたら、「15歳」と言われた。中3かよ…。

2014年9月7日日曜日

一本杉。

いろいろ考えた結果、
農業をやる上での屋号を、「一本杉農園」にすることに決めた。
(今まで「福田農園」だったブログのタイトルも変更しました。)

祖父母が営んでいた蕎麦屋の名前が「一本杉」。
僕が野菜を作り始めた最初の畑の字(あざ)も「一本杉」。

この土地で、しっかりと根を下ろして生きていこうと決めたのだから、
この名前が自分の中に一番しっくりくる。
杉は日本で最も樹齢の長い樹のひとつ。
大きな樹が一本あることで、その周りには豊かな生態系が育まれる。
自分が自分の周りにとって、そんな存在になっていけたらいい。

【9月7日(日)】
雨のち晴れ/25℃・18℃
鹿沼朝市の初回の日。残念ながら朝だけ雨。でもお客さんは意外に多かった。次回は農家として出たいなぁ。

2014年9月6日土曜日

お金になるものはしっかりお金に。

畑の周りに、虫よけを効果を狙ってアップルミントがたくさん植えてある。
ミントは強いので、今や雑草化してわんさか茂っている。
そんな話を花屋さんにしたら、
「売ってほしい」
って。

ちょうどつい最近、お世話になっている方から、
「自分が持っているもので何がお金になるか考えて、お金になるものはしっかりお金にするべき」
というお話をいただいたところだった。
まさかミントが花屋さんに需要があるとはな~。
取り急ぎ、サンプルを持って行った。
気に入ってもらえたら、後ほど注文をもらえるだろう。

もしかしたら身の回りに、
そんな風に誰かの役に立つものが、
他にもたくさんあるかもしれない。

お金が全てじゃないけれど、あれば便利なことは確かで、
そうやってお金の為にやっていること以外のところから柔軟に収入を得られれば、
逆にお金に縛られずに生きられるんじゃないか。
農業をやるからって、貧乏でいいなんて全然思ってない。
ではどうするか。頭を使うんだ。

【9月6日(土)】
曇り/31℃・22℃

AN-RIZ-L'EAUのランチ営業をスタッフとして体験。飲食店は先を読んだり俯瞰する能力が求められる。いい刺激になった。

2014年9月5日金曜日

農業初収入。

農家として初めて収入を得た。
インゲンを、Le Perican Rougeで使ってもらった。
僕のインゲンボルロットが、インゲンとイチジクのマリネに。
お客さんも美味しそうに食べてくれていた。
お客さんとの会話の中で、それが自分の育てた野菜だってことを、伝える機会を何度か作ることができた。
こういう形で、お店で使ってもらえる野菜の種類をどんどん増やして、
お客さんとも積極的にコミュニケーションをとって、
地元でのつながりを生んでいきたい。
地味にまじめに地道にいこう。

【9月5日(金)】
曇り/30℃・22℃
 
ケール播種。目指すは栄養満点スムージーづくり!

2014年9月4日木曜日

初収穫はインゲン ボルロット。












記念すべき初収穫。インゲン ボルロット。
食べてもらいたい人がたくさんいるけれど、
まずは家族と。

【9月4日(木)】
曇り/25℃・20℃

ここまで約2ヶ月。ひと口目はやっぱりちょっと泣きそうになった。

2014年9月3日水曜日

シャンティクティでエコツアー。


長野、安曇野、シャンティクティでエコツアー。
パーマカルチャー、 自然農、持続可能なライフスタイルについてなど、
代表の臼井健二さんが自ら敷地内を案内しながら解説してくれる。

敷地内の畑は、様々な生態系が絡み合うスパイラルガーデンになるよう設計されている。
セルフビルドの建物の壁は、ストローベイルの上にここの土、漆喰を重ねたもの。ほぼここにあるもので作られている。
屋根の上で作物を育てるルーフトップガーデン。スペースが有効活用できて、断熱効果も得られる。
耕していない土に刈り草を敷き、種を降ろす。耕さなくても土はフカフカ。
キュウリの種取り。種を繋ぐことで、場所、気候、栽培方法に合った作物へ変化していく。
種バンク。種を借りたら、2倍にして返すのがルール。逆に保存したい種を預ければ、誰かが育て繋いでくれる。
エコツアー後は朝食。ここで採れたものでつくられたメニュー。シンプルで滋味深い。
食べ物も、建物も、エネルギーも。
自分たちが生きていくために必要なものは、自分たちでつくる。
何でもDIYできる百姓になる。
それは、自分がより豊かに生きていくための近道だと感じた。

「百姓とは、百の姓を持つ人のこと。
その百に加えて、特に秀でた能力を一つ身に着け、
 百一姓(ひゃくいっしょう)になることが望ましい。」
臼井さんのこの言葉が印象的だった。

「足るを知る」という方向へ、
生き方をシフトすることはこの先絶対に必要だ。
それは人類全体で取り組まなければならないことだと思う。
でも大それたことは、自分一人ではできっこない。
だからまずは自分の暮らしの中の何か一つから、変えてみよう。
この旅で、前よりもっと、幸せを感じることが上手になった気がする。

【9月3日(火)】
曇り/25℃・20℃

無事鹿沼に帰宅。過密スケジュールだったけれど、とても充実した二泊三日だった。