先日、久しぶりにマクロビと哲学の先生に会いに行った。
小麦アレルギーの症状がずっと引いていない手を診てもらうために。
僕の手を見て、触って、先生の一言。
「肉を食べない方がいいね。治ったら食べていいよ。」
なるほど。
それから、やむを得ない場合以外は、肉を食べていない。(卵はたまに食べてる。)
はじめは、肉を食べないと物足りなくなるんじゃないかなぁ、と思っていたけれど、
やってみると案外平気なもので、野菜のオカズだけで十分満足。
きちんと育てた野菜は本当に旨い。
そして丁寧につくった料理は、肉がなくたって本当に心を満たしてくれる。
肉を食べなくなって、そんなことを改めて実感してる。
そして実際、身体の調子もかなり良くなってきていて、
アレルギーの症状もだんだん改善されている。
消化につかうエネルギーが少なくて済むようになり、
内臓に消化以外の働きをする余裕が生まれたんだと思う。
また、これは少しスピリチュアルな話だけど、
今の社会で広く流通している肉について。
家畜は、狭いところに閉じ込められ、自然でないものを食べさせられ、
抗生物質を投与され、ほとんど自由がないまま、殺され、捌かれ、肉になる。
そのプロセスで家畜は、ストレスや恐怖を蓄積させて、そうして溜まった負のエネルギーは、
肉にも残る。
肉を食べることは、そのエネルギーを背負うことになる。
それが背負いきれなくなると、身体の不調として現れる。
これはあくまで一つの考え方だけど、
自分が携わったものごとに良いエネルギーを込めたい、と思っていた僕には、なんだかしっくりきた。
かといってこの先一切肉を食べたくないと思っているわけじゃないけど。
そういうエネルギーがなるべく少ないものを選べたらいいなぁとは、深く思う。
そんなわけで現在僕はゆるベジタリアンです。
いつまで続くかな。
野菜の美味しい食べ方を、もっともっと知りたい。
2016年8月16日火曜日
2016年8月1日月曜日
都市を耕す エディブルシティ
昨日、ZOMArketで上映した映画。
「 都市を耕す エディブルシティ」。
多くの方々に観ていただけて本当によかった。
上映に向けて、自分なりに作品への理解を深めようと、
もう10回以上は繰り返し観てる。
観る度に新しい発見がある。すごくいい作品。
自分なりの感想をまとめておこうと思う。
まず、タイトルから受ける印象としては、
「都市にも空き地はあるのだから、そこに食べ物を植えよう!」
というような内容かな、と感じる。
もちろんそれもある。
でも、 この作品から学べること、また、扱っている題材も、
そのテーマには全く収まりきらない。
食を切り口に幅広い社会課題を浮き彫りにしている。
幅広いから、観終わった後に残る印象的なシーンは、観た人が普段から何に関心があるかで変わってくると思う。ぜひ多くの人に繰り返し観てほしい。
僕がこの作品から感じた重要な点は、
「食の主権を自分たちの手で掴み取る」
ということ。それも、
「楽しさ、美味しさ、気持ちよさ」を伴う手段で。
それによって社会の主権を取り戻す。
具体的には、有機農業が必要。
単純に「有機農業」とひと口で表すのは不十分。
ここで必要なのは、「お金や化石燃料に依存しない農業」だ。
土と水と太陽があれば、1円もお金を使わずに、ガソリンも用いずに、
食べ物は手に入れることができる。
そのことを身をもって実感することが、ここでは必要。
(もちろん実際に農業で生活をしていくとするならば、お金も化石燃料も使って構わないと僕は思う。慣行農法も否定はしない。ただ、使わなくても食べ物は育てられる、と知っておくことはとても重要。)
それを実感できた人は、「稼ぐことからの解放」という感覚を手に入れる。
もちろん現代において、社会的な生活を送るためにはお金は必要不可欠。
お金が要らなくなる、という話ではない。
ただ、「お金がなくても食うことができる」という、
「感覚」を持っている人の暮らし方、考え方は、
持っていない人のそれとは劇的に変わっていくと思う。
そして、その「感覚」を持っている人が増えれば、やがて社会まで変わる。
「お金や化石燃料に依存しない農業」の実践がもたらすのは、そんなパラダイムシフトだ。
最高に気持ちのいい空気の中、楽しく手を使って作業をして、
収穫した野菜をみんなで美味しく食べる。
そんなハッピーな経験を多くの人と共有したい。
いま僕にできる可能性のある社会貢献は、それだと感じた。
もっと大きな話をするならば、小中学校の授業でも「お金や化石燃料に依存しない農業」を教えてほしい。
それは小さな消費で社会をいい方向へ大きく変えると思う。
その為に僕が力になれるなら喜んで何かしたい。
この映画を観た人、よかったら僕と話をしましょう。
あなたの感想も聞きたい。
「 都市を耕す エディブルシティ」。
多くの方々に観ていただけて本当によかった。
上映に向けて、自分なりに作品への理解を深めようと、
もう10回以上は繰り返し観てる。
観る度に新しい発見がある。すごくいい作品。
自分なりの感想をまとめておこうと思う。
まず、タイトルから受ける印象としては、
「都市にも空き地はあるのだから、そこに食べ物を植えよう!」
というような内容かな、と感じる。
もちろんそれもある。
でも、 この作品から学べること、また、扱っている題材も、
そのテーマには全く収まりきらない。
食を切り口に幅広い社会課題を浮き彫りにしている。
幅広いから、観終わった後に残る印象的なシーンは、観た人が普段から何に関心があるかで変わってくると思う。ぜひ多くの人に繰り返し観てほしい。
僕がこの作品から感じた重要な点は、
「食の主権を自分たちの手で掴み取る」
ということ。それも、
「楽しさ、美味しさ、気持ちよさ」を伴う手段で。
それによって社会の主権を取り戻す。
具体的には、有機農業が必要。
単純に「有機農業」とひと口で表すのは不十分。
ここで必要なのは、「お金や化石燃料に依存しない農業」だ。
土と水と太陽があれば、1円もお金を使わずに、ガソリンも用いずに、
食べ物は手に入れることができる。
そのことを身をもって実感することが、ここでは必要。
(もちろん実際に農業で生活をしていくとするならば、お金も化石燃料も使って構わないと僕は思う。慣行農法も否定はしない。ただ、使わなくても食べ物は育てられる、と知っておくことはとても重要。)
それを実感できた人は、「稼ぐことからの解放」という感覚を手に入れる。
もちろん現代において、社会的な生活を送るためにはお金は必要不可欠。
お金が要らなくなる、という話ではない。
ただ、「お金がなくても食うことができる」という、
「感覚」を持っている人の暮らし方、考え方は、
持っていない人のそれとは劇的に変わっていくと思う。
そして、その「感覚」を持っている人が増えれば、やがて社会まで変わる。
「お金や化石燃料に依存しない農業」の実践がもたらすのは、そんなパラダイムシフトだ。
最高に気持ちのいい空気の中、楽しく手を使って作業をして、
収穫した野菜をみんなで美味しく食べる。
そんなハッピーな経験を多くの人と共有したい。
いま僕にできる可能性のある社会貢献は、それだと感じた。
もっと大きな話をするならば、小中学校の授業でも「お金や化石燃料に依存しない農業」を教えてほしい。
それは小さな消費で社会をいい方向へ大きく変えると思う。
その為に僕が力になれるなら喜んで何かしたい。
この映画を観た人、よかったら僕と話をしましょう。
あなたの感想も聞きたい。