2016年9月18日日曜日

引っかかっていたひと言。

飲みの席で聞いた言葉が、ずっと頭の中に引っかかっていた。
ある同業者の先輩のひと言。
「最終目標はなんですか?」と尋ねられた際の返答。

「世界平和!」

その時は、「先輩の場合は世界平和というより世界征服でしょ~」
なんて、みんなで笑って終わりだったけど、
後々になっても、その言い切りぶりと、それまで自分が考えもしていなかった言葉だったことからか(本当は考えるべきなのに、って感じたからかな)、
その時の場面が深く印象に残って、何度もフラッシュバックしたりした。

なぜそこまで自分の頭に引っかかったのか考えてみる。

先輩がその一言に至るまでの思考を想像する。

そして思った。
世界と自分の生活とのより良いバランスを探して進むような、
先輩や僕の場合のような個人事業の運営も含め、
多くの草の根的な小さな社会活動は、
世界を平和にできる唯一の道なのかもしれない。

というのも、
仮に、圧倒的に巨大な力を持った善良な権力者がいて、
その人やその周りの一部の人たちだけで世界を平和にするべく行動したとしても、
それはきっと叶わないだろう。それは歴史がすでに証明してる。

自分の身の回り、徒歩圏内の世界を自分なりに平和にしようと、
確かな知識と志を持ち、小さな力でも懸命に取り組む人が、
世界中で同時多発的に現れ、行動することが、たぶん世界平和への唯一の道。

そう思った。

だからといってやることは大して変わらない。
ただその先に、そんな壮大で素晴らしいゴールを見据えるということは、
きっとこの先で迎える選択を、より良い方へ導いてくれる気がする。