2014年8月31日日曜日

農家も街へ行く。

久しぶりに東京、代官山へ。
小売店も飲食店も、やっぱりレベルが高くてセンスもいい。
道行く人も、スタイルのある人が多くて刺激をもらえる。
僕の勝手な持論だけれど、農家にこそ、他の人から見て「かっこいい」とか、「素敵だ」とか、思ってもらえるようなスタイルが必要だと思う。
それが社会を持続可能にする一番の近道なのではないだろうか。
だから東京には、無理にでも時間をつくって定期的に行くべきだなぁと改めて思った。

JEANNE VALETのアトリエが楽し過ぎて、結局2時間くらい居てしまった。
素敵な接客だったな〜。

【8月31日(日)】
晴れ/34℃・23℃
いい店には背筋が伸びる心地よい緊張感がある。子供だましの店には子供な大人が集まる。

2014年8月30日土曜日

今年の田中祭は11月8日。

 
田中祭、今年もやります。
廣田さんが書いた今年のブログ。イイ。

【8月30日(土)】
晴れ/28℃・19℃
5年ぶりくらいに花火大会に行った。もうすぐ夏が終わるんだなぁ。

2014年8月29日金曜日

バイケミ農法を知る。

埼玉のアンティークショップでできた友達は60代。就農1年目。
その新友達おじちゃんがアツい語り口で教えてくれたのが、「バイケミ農業」。

以下、バイケミのHPから引用。

1.バイケミ農業基本哲学
「地球上の地表面で生存する全ての動植物と言われる生物が健康的な生長を遂げるための養分の摂取は空気と共に摂取されねばならない。空気の摂取を伴わない栄養成分の摂取は必然的に有害物が生成される」

2.バイケミ農業実践哲学
 至った結論は「最高の農法は自然の植物生態系維持を保持した農法の実践農法である」ことと、日本において「農業の手本とすべきものは里山の自然生態である(日本で2000年の歴史を持つ伝統農業)」であり、自らは「草に学ぶ農業」と称している。
 これらを簡単に言うと「一般的植物の生態循環は秋の落葉が始まりである。この落ち葉、枯れ草の利用が農業の原点である。自然界ではこの落ち葉、枯れ草の上、下に種子が落ちて次世代への種族維持が始まる。種子は光発芽する。」「隣の草をバカにしているが、皆はその草よりバカな農業をやっている。」「隣の草は肥料一つもなしに生長し、病気もしない。」「毎年同じところに生えて連作障害など起きようもない。」その摂理を勉強して、学んだ農業である。

3.バイケミ農業の実践の原則
(1).植繊機による解繊物を地表面に撒布して酸化層を作り、自然のエネルギーを利用すること
(2).肥料は土の中に入れないこと
(3).種子は光発芽をさせて、表層根(横根)を多く生長させること
(4).空気と微生物の介在で養分元素を可吸態化すること
(5).微生物の選択毒性により土壌殺菌を行うこと
(6).観察・勉強農業を行うこと

引用終わり。

この農法の肝は、肥料と土壌改良剤を兼ねる竹パウダーだそうだ。
播種の際に、種を土の中に入れないというのは始めて聞いた。
農業の常識からは外れているけれど、自然界では実際、土の上にこぼれた種が発芽して育つ。正しいアプローチなのかもしれない。

今度うちに遊びに来てくれるらしいので、その時にまた詳しく教えてもらおう。

【8月29日(金)】 
曇り/27℃・19℃
農家になってから、交流する人の年齢も職業も幅が広がった。おもしろい人たくさんいるな〜。

2014年8月28日木曜日

カラフルグリーンカレー。

茨城の農家さんから買った自然農法のカラフルな野菜は、

グリーンカレーに。
ナスだけで6種類も入ってる!
同じ種類の野菜がいくつもあると、
味や食感の違いが感じられて楽しい。

料理するのも、食べるのも楽しくなるような野菜。
それは、手にした人の暮らしを豊かにする。
 
【8月28日(木)】
曇り/23℃・19℃
パートナーの実家に2泊3日で滞在中。2日目。

2014年8月27日水曜日

大豆とチョコのロッシェ。

大豆の使い方を模索中。
煎り大豆でクリスピーチョコ風のお菓子を作ってみた。

▼材料
・大豆(厚手の鍋で30分ほど中火で煎る。甘くなってくるまで。)
・チョコ
・米粉
・シナモンパウダー
・てんさい糖
・卵白

全部混ぜたら、団子にしてオーブンで焼く。
味はけっこういい気がする。
焼き立てはカリッカリ。
時間が経つと少ししんなり。
もうちょっと焼きこめばカリカリが持続するのかな。
また時間があるときに試作してみよう。

【8月27日(水)】
曇り/23℃・19℃
パートナーの実家に2泊3日で滞在中。初日。

2014年8月26日火曜日

珍しい野菜がたくさん。


以前お世話になった茨城の自然農法の農家さんの元へ、
2回目の訪問。

今日の作業はバターナッツの収穫。
高さ2m近い雑草の森をかき分けながら、
バターナッツの実を探す。宝探しみたい。
自然農は除草や耕耘の手間がない分、収穫は大変になるそうだ。
しかし、鬱蒼と生い茂る雑草の中でも、
しっかりとバターナッツは実ってる。
ここに来るまで抱いていた常識から見たらあり得ないような光景だけど、
これが事実。

今回の訪問で改めて実感したのは、
自然農法でいい野菜を安定的につくるには、
とても広くて深い知識や経験と、それに基づく職人の勘が要る。
無農薬、無肥料、不耕起が基本となる自然農法。
挑戦してみたいけれど、自分には知識も経験も全く足りていないのだから、
その条件ばかりに囚われるのはよくない。
勉強を重ねて、もっとたくさん畑を見て、いろんな話をして、柔軟な頭で経験値を積んでいこう。
ゆくゆくはそこにたどり着けるように。

作業終了後、野菜を買わせてもらった。
ナス、トマト、ピーマン、どれも見たこともないような品種が多い。
世界には驚くほど野菜の種類がある。
見るだけでおもしろい。どうやって食べようかな。
まだまだ知らないことばっかりだ。

【8月26日(火)】
雨/24℃・23℃
ず~っと雨。でもその分農家さんからたくさんお話を伺うことができた。買った珍しいトマト、種が採れるらしいので、採って来年蒔いてみよう。

2014年8月25日月曜日

葉挿しで増えるとか不死身か。

カンキチさんに多肉植物のことを色々と教えていただいた。
多肉植物は、挿し木はもちろんのこと、
「葉挿し」といって、取れた葉っぱからも増やすことができるとか。
取れた葉っぱを乾いた土の上に置いておくだけで、
葉っぱから子どもと根っこがニョキニョキでてくる。ものすごい生命力だ。  
実際、カンキチさんの温室では、小さな多肉の子ども達がたくさん生まれていた。
かわいかったな~。
新作のクマコケ玉も、かわいかったな~。

自分で栽培しているものや、作る予定の作物にも、
さすがに葉挿しは無理でも挿し木で増やせるものはあるかな、と調べてみると、
今まさに実がなりまくっているイチジクが、簡単に挿し木できるらしい。
冬に枝を落とした時に、ぜひ試してみよう。

【8月25日(月)】
曇り/25℃・20℃
ひよこ豆が2度目の開花を始めた。前回は花が咲いて散っただけで何も起らなかったけど、実はどうなったら付くんだろうか。

2014年8月24日日曜日

誕生日のお祝い。

今日はパートナーの誕生日だった。
お祝いは、お互いの時間が合うタイミングで先に済ませていたけれど、
改めてこの日に、直接「おめでとう」と伝えることができた。

農業は、やらなきゃいけないことはたくさんあっても、
やるべき時間の幅にある程度の余裕がある。
今この時期とタイミングだからかもしれないけれど、
僕は自分が大切にしたい時間がある時、きちんとそちらを優先できる状況にある。
これはとてもいいことだ。

誰かのために時間を使うことは、相手の気持ちを豊かにできればとも思うけど、
なにより自分の気持ちが豊かになる。
豊かな気持ちで過ごした時間から得られるものは、とても多い。
それに気づかせてくれたパートナーには、本当に感謝してる。

【8月24日(日)】
曇り/32℃・22℃
草を刈っていたら指を切った。なるべく軍手はしたほうがいいかもしれないな。

2014年8月23日土曜日

松浦弥太郎特集。

久しぶりにBRUTASを買った。
「暮らしの手帖」編集長の、松浦弥太郎特集。

まずテーマを見ただけで、絶対目を通さなきゃと思った。
立ち読みで済ませようと思ったけれど、
響く文章があちこちにあって、買わずにはいられなくなってしまった。

一流品とは、人がいのちを注いで作ったもの。謙虚なたたずまいの中に、静かな美しさがあり、未熟と成熟が同居する、愛嬌のある人格を備え、媚びない凛とした姿勢を持ちながら、いつもあたたかくてやわらかな笑顔を絶やさない、天涯孤独を受け入れたような、人へのやさしさを感じさせるものである。

特にこの文章にはやられた。
自分の頭の中にもやもやっと、ぼんやりと抱いている考えと同じようなことを、
こうして美しく文章に落とし込まれたものを見ると、
頭にじんわりと血が廻っていくような感じがする。

今夜は熟読だ。

【8月23日(土)】
晴れ/31℃・21℃
昨日の夜の激しい雷雨と風で、ひよこ豆が倒れてしまった。土を寄せて立て直したけれど、大丈夫かな。心配だ。

2014年8月22日金曜日

料理を学ぶ。

昔から何かとお世話になり、
いろんな思い出が詰まってる地元のお店、
「Le Perican Rouge」で、料理の勉強をさせてもらえることになった。

農業と両立できるよう、その時期の農作業の都合に合わせて働かせてもらえる、
という、願ってもないありがたい条件。
基本的に金土は絶対。他の日は自分で決めさせてもらえる。

大好きなお店の一端を担えるというのは、
すごく嬉しいことで、
自分が入ることで、ここがもっともっと好きな場所になっていくようにしたい。

今日、早速体験入店させていただいた。
顔見知りの常連さん達でカウンターは満席。
みんな僕の顔を見て、「あれ?!」 って。
カウンターの向こう側にいる時も楽しかったけど、カウンター越しの会話もおもしろい。

本格的にスタートするのは、9月から。
時間をうまく使って、早く仕事を覚えたい。

【8月22日(金)】
晴れ/34℃・24℃
写真は2年前にペリカンで食べたフォアグラ。超絶旨かった。

2014年8月21日木曜日

奥日光ハイキング。


 
 







奥日光。
西ノ湖~千手ヶ浜~小田代原~赤沼。
福田家、いいチーム。

【8月21日(木)】
晴れ/34℃・24℃
コーヒーのドリッパーを忘れるも、藤の蔓で代用するというファインプレー。

2014年8月20日水曜日

パンづくりと農業は似てるのか。


丸山さんの小麦でパン、3回目。
大分扱いに慣れてきた気がする。
でも今回で、譲っていただいた小麦を使い切ってしまった。
また譲ってもらえる機会があったら嬉しいけれど、それまでまたしばらく焼けないなぁ。

有機農家に、パンを焼く人は不思議と多い。
そう考えると、パンづくりと農業は似ているのかな、と今になって思ってる。

見えない生き物の力を借りるところとか、
急ごうとしても無理なところも。
ただ「待つ」ということが、意外と難しいんだ。
あと10秒焼けばベストなパンを、そのたった10秒が待てずに窯から出してしまったり、
もう1日待って種を蒔けばいいタイミングなのに、勇んで早まって蒔いてしまったり。
いつもどこか焦っている自分がいることに、後になって気づく。

動けば動くほど「共に生きること」はますます難しくなるもの。「共に生きること」を人生の本質的な価値と考えるものは、もう一度、「留まること」を学び直す必要があるだろう。あるいは少なくとももっとゆっくりと「動くこと」を。
―辻 信一「スロー・イズ・ビューティフル」

今僕は学び直しているところ。
急いでばかりじゃいろんなものを見過ごし、感じず、やり過ごす。

【8月20日(水)】
晴れ/36℃・25℃
芽キャベツ定植。ハウスがなくて軒下で育苗してるから、ヨトウムシに随分やられてしまった。残りでなんとかなればいいけど。

2014年8月19日火曜日

ハチに刺されて腕パンパン。

畑でいろんな花が咲いている。
それに伴って、畑にハチが多くなってきた。

今日は草刈りをしていたら、ハチに刺された。
腕がパンパンに腫れた。今も腫れている。
それに、ハチの毒のせいなのか、軽い熱中症なのか、
手足と唇がずっと痺れている。

なんだか今日は朝からそんなことになってしまって、
結局グダグダな一日になってしまったなぁ。
もったいない。その分たくさん読書をしよう。
まぁ、そんな日もあるよね。

【8月19日(火)】
晴れ/33℃・23℃
蒸し暑い一日。寝て明日になったら痺れがなくなってるといいな。

2014年8月18日月曜日

ミニ根菜、混ぜ播種。

今日はミニ根菜類の種まきの日。
ミニカブ、ミニニンジン、ミニダイコン。

ニンジンの葉にはキアゲハの幼虫がよくつき、
アブラナ科の野菜にはモンシロチョウの幼虫がつく。
しかし混植すると、どちらの虫もつきにくくなるらしい。
蝶には蝶を、というわけか。

ということで、ニンジンと、アブラナ科のカブ、ダイコンが2条で市松模様になるように蒔いてみた。
本当に効果があるかは、芽が出てからのお楽しみ。

他にも、シュンギクとコマツナは種自体を混ぜて蒔いてみた。
こちらも防虫効果が期待できるとのこと。
ちょっと蒔き時早そうだし、3年前の種だし、
どうなるかわからないけど、トライ&エラーだ!

【8月18日(月)】
晴れ/33℃・23℃
近所のおじさんが農薬を撒いていた。どうにかアレなしで誰でも作物がつくれないもんか。マスクとゴーグルをして霧を撒く姿は、見ていて気持ちよくないんだ。

2014年8月17日日曜日

3年モノの種。


実家の商店で売れ残った、3年前の種が倉庫から出てきた。
今更返品もできないし、捨てるのも忍びないから、
試しに撒いてみることに。

早速畑の準備。
昨日雨が降ったので耕せないかと思っていたけれど、
予想していたほど土が湿っていなかったので、
耕耘して均し、刈り草マルチを敷いた。

撒くのは、明日。

3年倉庫に眠っていた種。無事発芽するかな~。
もし使えるなら、結構量があるのでいろいろ試せる。
楽しみ!

【8月17日(日)】
曇り/26℃・23℃
甲子園に近所の子が出た。チームは負けてしまったけれど、とてもいいプレーをしていた。まだ2年生。来年も楽しませてくれ~!

2014年8月16日土曜日

グチと共有は似て非。

サラリーマン時代の先輩と久しぶりに会った。
先輩おすすめのハンバーグ屋で食事をして、僕が学生時代大好きだった飲み屋へ。

話したいことは色々あったけれど、
話題は自然とお互いの今後の事に。
どうやら先輩も、近々会社を辞めるつもりらしい。

会社のグチばっかり言ってる人ほど、
ずるずると辞めずに長居していて、
割り切ってやることきっちりやってる人は、
どこかで見切りをつけてパッといなくなる。
企業なんて、大体そういうものなのかもしれない。

会社にいる時、いろんな人のいろんなグチを聞いていた。
別に聞くのは嫌じゃないけれど、
「これ言う意味ってあるのかなぁ」
なんて思ったりしていた。
言っても誰も得しないもんなぁ。
もちろん、
「今自分はこんなことについてこういう風に感じている」
ってことを、共有すべき人に共有することは大切だと思う。
解決策が見つかるかもしれないし、共有すること自体もとても大事。
でもただただグチグチ~ッとしたグチは、
言うほどに言う人をダメにする気がする。

自分も何かがあって誰かと話すとき、
グチじゃなくて共有するための話になるよう心がけているけれど、
できてるかな。

今夜、グチなんてまったく言わずに、
「俺はもうやりたいことやって生きていく」
と潔く言い切った先輩は、話していて気持ちが良かった。

【8月16日(土)】
雨/27℃・22℃
畝つくって種まき準備!と勇んで早起きしたら雨。むむむ。


2014年8月15日金曜日

食べる。

肺がんで入院していた祖父が、実家に戻ってきた。
治ったからじゃない。もう、やるべき治療がないからだそうだ。

以前から、永久歯の2本目が生えたり、心臓の血管が増えたり、
何か不調があっても超人的な回復を見せてきた祖父だけど、
今回はちょっと様子が違う。
見るからにエネルギーがなくなってしまっている感じがする。

今までと違ってしまっている、大きな要因として考えられるのは、
「食べられなくなってしまったこと」
だと思う。
食べられない身体になったわけじゃないけれど、食欲がなくなってしまっている。
薬の副作用もあるんだと思う。
やっぱり、「食べる」ってことは、人が生きる上でものすごく重要なことなんだ。

そこで、母と一緒に考えた。
祖父が、身体のだるさとか、頭がぼーっとするのとか、
そういう食欲を邪魔しているものを上回るくらい、
「食べたい」と思うようなものがあれば、きっと自分から手を伸ばしてくれるんじゃないか。
そしてそれは、身体に優しい、エネルギーの高いものがいい。

だから、また今日も、丸山さんの小麦でパンを焼いた。
僕が今できる一番を。

焼きたてのパンを見た祖父は、
自分から手を出して、食べてくれた。
僕が1切れ用意したのに、パンナイフを使って2切れ目を自分で切って皿にのせた。
結局全部は食べきれなかったけれど、
自分から食べてくれたことが本当に嬉しかった。
ひと口ずつ、少しずつ食べるその姿を見て、「入れ!俺のエネルギー!」なんて思いながら。

オーブンが使えなかったり色々あったけど、
今日焼いたパンは、今までで一番のパンだった。

【8月15日(金)】
晴れ/32℃・24℃
窓から盆踊りの音が聞こえる。明日は送り盆。

2014年8月14日木曜日

丸山さんの小麦でパン。

お盆。整体師のいとこがうちにやってきた。
近況報告の後、いとこがカイロプラクティックのOリングテストの技術を使い、
僕の身体の小麦への反応を診てくれることになった。

うちにあった小麦は4種類。
・スーパーで売ってる普通の小麦粉(外国産)
・直売所で売ってるうどん粉(国産)
・薄力全粒粉(国産)
・まんまる農園丸山さんの南部小麦(国産、有機栽培)

左手に小麦をつけて、右手でOリングを作る。
それをいとこが引っ張って、リングが開いたら身体に合っていないということ。
主観が加わらないように、どの粉かわからなくして試してみた。


その結果、
・スーパーで売ってる普通の小麦粉(外国産)…開く
・直売所で売ってるうどん粉(国産)…開く
・薄力全粒粉(国産)…開く
・まんまる農園丸山さんの南部小麦(国産、有機栽培)…開かない!

不思議なことに、丸山さんの小麦だけ、違う反応が出た!

「この小麦なら、身体が拒絶してないから大丈夫だと思うよ。」
と、いとこ。

偶然かもしれないけれど、
以前別の方に身体を診ていただいた時も同じようなことを言われた。
これは、もしかするとオーガニック小麦が本当に活路かもしれない!


ということで、今日さっそく丸山さんの小麦でパンを焼いて、
丸山家にお届けした。

みんなで丸山さん家のブルーベリーを収穫してジャムに。
バナナと一緒にパンに挟んでホットサンド!

子ども達、台湾からのWWOOFer、チャンちゃんも一緒に。

ソワカフェのドリップコーヒーと、
まんまる農園のバターナッツのポタージュも出来上がって、
パートナーが焼いて来てくれたクッキーも添えて、
とても充実したおやつタイムに。



みんなでじっくり準備して、じっくり味わう。
贅沢な時間だったなぁ。楽しくて、今思い出してもニヤニヤしてしまう。

食べながら、
「これが幸せっていうんだぞ。」
と、丸山さんが子ども達に言っていたのが印象的だった。
自分もいつか子どもが出来たら、そんな風に育てられたらいいな。

【8月14日(木)】
曇り/30℃・24℃
いただいた小麦がまだあるから、またパン焼こう。やっぱりパンは楽しい。

2014年8月13日水曜日

BBQで迎え盆。


山へ竹を取りに行き、
庭のほおずきを摘んで盆飾りを作る。

ナスとキュウリとうどんとワカメ、花を供えたら、
お墓へご先祖様をお迎えに。

仏壇までお連れしてお線香をあげたら、夜は家族でBBQ。

The Obon。
こんなお盆らしいお盆を迎えたのは久しぶりだ。
家族最高。

【8月13日(水)】
曇り/30℃・21℃
ヒヨコ豆の葉に青虫がたくさんついた。他にいろいろ草があるのに、どうしてヒヨコ豆だけにつくのか。そんなにヒヨコ豆の葉は旨いのか。

2014年8月12日火曜日

食べて気持ちがいいものを作りたい。

今回のWWOOFホストの農家さんの、
今まで見せてもらってきた農家さんとの大きな違いは、
営農の軸に"養鶏"があることだ。
ケージではなく平飼い。
エサは、国産の麦や米ぬか、ワインの搾りかす等を発酵させてブレンドした飼料。
その卵は、濃厚というよりも、澄んだ力強さのある味がした。
黄身はレモンのような薄い色。
一般的によく好まれるオレンジ色の濃い黄身の卵は、エサに着色料を混ぜて色付けしていることも多いんだとか。
加えて、普通は飼料も安価な輸入穀物に頼る場合が多い。安価ということはつまり、遺伝子組み換え技術や、農薬、化学肥料を使って効率重視で作られたということだ。
そういうエサを食べて、美味しそうな色になった卵や、強制的に太らせて脂の乗った肉は、
食べて気持ちがいいものなのか。
いいわけないんだけど、普通にスーパーで買って食べているものは、大体がそういうものだってことが現実。
農業に使う肥料だってそう。
そういう育て方をされた家畜の糞尿から作った"有機肥料"で育った"有機野菜"は、
果たして本当に健康か。
そういうの、自分の身体に悪影響が表れていなくても、なんとなく気持ちが悪い。
有機栽培にも大きな幅があり、本当に安全な食べ物は本当に少ない。

だからこそ、今回のWWOOFホストの農家さんのような方は貴重で、
支持していきたい存在だ。

また、今回改めて実感したのは、
栽培方法や肥料の違いによって、野菜の味が変わるということ。
なんとなく、だんだん感じられるようになってきた。
まったく同じ育て方をしても、育てた人が違えば違う味になるんだろうけど。

色々食べて、たくさん感じることが大切。
自分の野菜はどんな味がするだろう。
そこに自分は出ているだろうか。
どんな味にせよ、食べて気持ちがいいものを作る人になりたい。


【8月12日(火)】
雨/25℃・23℃
長袖が欲しいくらい寒い一日。収穫した小麦とラッキョウの調整をさせてもらった。

2014年8月11日月曜日

佐野でWWOOF。


今回WWOOFで受け入れていただいたのは、
佐野市の有機農家さん。

ハーフセルフビルドの家に住み、
口に入れるものはほぼ全て自分で作ったもの。

夕食。自分で作ったかまどに、自分で割った薪をくべ、
自分で打ったうどんを茹でる。
時間がかかることを、かかる時間ごと楽しんでいる。
そんな時間が詰まったうどんが、めちゃくちゃ旨いのは言わずもがな。

良い出会いがある度に思うけれど、
農家と、飲食業に携わる人には、
暮らしを楽しむプロがたくさんいる。

僕も、今のもがいている過程ごと楽しみながらやっていけたら、
いつか出来上がった自分のスタイルが、
より魅力的なものになるのかもしれないな。

プロ意識を持ってもがこう。


【8月11日(月)】
曇りのち晴れ/34℃・25℃
ジャガイモほりとニンジンの除草をやらせてもらった。こういう何気ない仕事も、改めて教えてもらうと発見がたくさんある。

2014年8月10日日曜日

ビオワインの会にお呼ばれ。

編集者時代から仲良くさせていただいているドーナツ屋さんに、
ビオワインを楽しむホームパーティにお招きいただいた。

ワインは、普通は手に入らないようなレアなボトルや、
マニアックな生産者のもの、僕には手が出せないような高級品まで、
ゲストの酒屋さんがセレクトした珠玉のラインナップ。

メゾンの歴史や生産者の人柄、製造上のこだわりなど、
酒のプロが解説しながらグラスに注いでくれる。
注がれる側も食のプロ。
楽しみながら真剣に味わい、香りや口当たりについて、合わせる料理について話に花が咲く。


枝豆のポタージュ、グレープフルーツと鮮魚のマリネや、桃と生ハムのカプレーゼ、
薙鮎と野菜のフリット、和牛のサーロインステーキ、桃のショートケーキ。
豪華フルコース。料理もすごく美味しかった。


とても素敵で大人な会。貴重な体験だった。
ワインはとても奥が深い。
前から好きだったけれど、ますます魅力を感じるようになった。
勉強してみようかな。


みなさんほろ酔いで、花火で締め。


このメンバーは満月がよく似合う。


【8月10日(日)】
雨/27℃・21℃
畑に台風被害はほぼなし。明日から佐野でWWOOF。

2014年8月9日土曜日

サッカー少年撮影の仕事。


知り合いの方から、少年サッカー大会の撮影のお仕事をいただいた。
大きな大会は、会場数もチーム数も多いため、カメラマンが不足するのだそうだ。

無事ご満足いただける写真が撮れて、また機会があったらお誘いいただけることになった。
いい経験になったし、
現在収入源がない僕には非常にありがたいお仕事だ。


仕事といえば、
夜、以前からとてもお世話になっている方から、
僕なんかにはもったいない、ありがたいお誘いをいただいた。
しかし、身体は一つしかない。
農業も、お誘いも、両方本気でやりたいからこそ、
両方中途半端になりそうで怖い。
すぐにお返事できないのが申し訳ないけれど、じっくり時間をかけて考えたい。

【8月9日(土)】
曇り時々雨/27℃・23℃
夕方、まんまる農園の丸山さんご家族に会いに行った。丸山さんのズバッとくる語り口は、僕の頭の中で言葉にできていない考えを、言葉にするよう促してくれる。いつもその場で言葉にして返せないのがもどかしいのだけど。

2014年8月8日金曜日

雑草液肥、完成!

先日仕込んだ雑草と黒糖の液肥が出来上がった!



蓋を空けると、甘酸っぱい発酵臭のするガスがブシュッと噴き出してくる。
これを500倍に希釈して、散布してみる。
さてどう効くか。期待しちゃうなぁ。

【8月8日(金)】
晴れのち雨/31℃・23℃
ルッコラ全滅。暑すぎたか…。9月になったら改めて種を撒こう。コモンタイム、芽キャベツ鉢上げ。

2014年8月7日木曜日

滝、コーヒー、ホットサンド。








粟野、太郎次の滝。夏はこれで決まり!

【8月7日(木)】
晴れ/34℃・26℃
滝の空間だけ、体感温度が5℃くらい涼しい。エアコンと外の温度差は嫌いだけど、この温度差は心地よかった。

2014年8月6日水曜日

ヒッチハイカーがやってきた。

今朝、友人から突然の電話。
「福田くん、今日一人泊めれる?」

いや、いきなり状況わからなすぎでしょ。誰かによるでしょ。
と思いつつ、
なんとなくおもしろそうだから承諾してみたところ、
うちにやってきた男。

ヒッチハイカーごんちゃん。同い年。
シンクの掃除を手伝ってくれた。 
東京をスタートして北に向かい、北海道まで行った復路で栃木にやってきたらしい。
ゴールは、彼の実家がある長崎。

岡本太郎好きで、元画家志望でアバンギャルドなアパレル出身。自由な感じがいい。共通点も色々あった。
同年代でここまでやりたいことやっちゃってる友達はなかなかいないので、
話も弾んで意気投合。


夜は僕の地元の友達も集まって、
みんなでごんちゃん歓迎パーティ。
同い年っていいな。

「明日は益子に行きたい」
と言っていたごんちゃん。
飲みの席で明日休みの友達を見つけて、ちゃっかり益子までの足ゲット。
その後どこに行くかは、未定だって。いいなぁ楽しそうで。
彼の旅の安全と、ハプニング(良い意味で)を祈る。


【8月6日(水)】
晴れ/36℃・23℃
1000円で譲ってもらったシンクがボロ過ぎて掃除したら穴があいた。なんてこったい!

2014年8月5日火曜日

暑すぎる日の事務仕事。

今日は暑すぎた。
なんなんだ最近のこの暑さは。

外で作業をしていたら本当にぶっ倒れそうなので、
今日は手続き関係で市役所や法務局へ。

自分がもらえる可能性のある助成金や補助金がいくつかある。
農業をする上で、それがあるのとないのとではかなり状況が変わってくる。
できればもらえるものはもらっておきたい。
しかし、この手続きがなんとも複雑で面倒。そして進みがとても遅い…。
ここで諦める人もけっこういるだろうなぁと思いつつ、
なんとか少しずつ前へ。

今週~来週にどれくらいできるかが勝負になりそう。
取りこぼさないよう丁寧に進めよう!

夕方、時間が余ったので、
先立つものを得るために服をネットオークションに出品。
クローゼットを改めて見ると、
学生の時に買った服は大体、今はもう着ないだろうな~ってものばっかり。
デーハーだし、変化球ばっかだし、あの頃は飛ばしてたんだなぁ。
大事にしてくれる人のところに行ってくれたらいいな。

【8月5日(火)】
晴れ/37℃・24℃
日が沈んだら外作業をやろうと思っていたのに、日が沈んでも暑い。この夏は異常だ~。

2014年8月4日月曜日

聞くように植物を見る。それが理想。

「僕は1本の木について、30分話しつづけることができる。その木がどのように暮らしてきたのか、毎日の風の強さや向き、いつ山火事にあったのか、雨や水との関係、そんなことすべてを木が話してくれる。パーマカルチャーで大切なのは、まず観察すること。水や木や草や地形や動物や風などすべてのつながりを見るんだ。」
―マックス リンデガー

農業をするまであまり気に止まっていなかったけれど、植物は常に変化し続けている。
朝、昨日はなかった芽が出ていたり、夕方、朝はなかった葉っぱが揺れていたり。
そういうポジティブな変化だけでなく、
虫にやられた跡、病気の気配、栄養不足も。
さらには、天候がどう変わるのか、土の中で何が起こっているのか、
わかりにくいけれど、わかってあげられるようになりたい。

植物は自分で移動できないし、危険や不調を訴える口もない。だけどその声なき声を聞くかのように、徹底的に、
「観察すること」
そして、
「感じること」
そうやって、植物と繋がっていくのが理想。

それを毎日重ねていけば、
いつの日か収穫できた野菜について、30分語ることなんて、簡単にできてしまうんだろう。
野菜を買ってくれる人に、その野菜についての想いを語る。
そんな日が来るのは、いつになるだろうか。
目標にしていた期限まで、もうあと1ヶ月を切った。
まぁでも、30分は暑苦しいか。笑

【8月4日(月)】
晴れ/34℃・22℃
ジェノヴェーゼバジルを鉢上げした。大量にあるので、たくさんバジルペーストを仕込めたらいいな。

2014年8月3日日曜日

とてもいい買い物ができた日。


去年の今頃のことを思い出していた。
何もわからなくて、周りも見えてなくて、迷惑かけてばっかりで、ただただ目の前のことを必死にやっていた。
やることは変わったけれど、なんか今も同じような感じだ。


農業で食っていくことにしたけれど、
自分の昔からの目標である、
「誰もが毎日でも来たくなるような場所をつくる」
ことは、なんとか実現を目指したい。

一方、これからの時代、農業で食っていくには、
農作物だけを売っていては経済的にかなり厳しくなっていくと思う。

だから、農作物と、農作物で作った加工品を売っていきたい。

まずは加工場をつくり、加工品をつくって卸す。
ゆくゆくは、そこをお店にする。
今考えている、昔からの目標を実現するための手段で、同時に、農業で食っていくための打開策。

今日は、その策に、けっこうな進展があった。
というのも、計画上で大きなネックとなるのは、やっぱり資金面。
小さい加工場でいいと言っても、必要なものはたくさんある。
安く手に入るものはなるべく安く手に入れたい…と思い、ネットオークションを見ていた時だった。

小山市で昨年末まで営業していた飲食店の店舗を来月取り壊すから、
備品を引き取ってほしいというおじさんに出会えたのだ!

早速店舗兼自宅に伺い、品物の確認と値段交渉。
その結果、2層シンク、作業台(大)、作業台(小)、手洗い器、バット、ボール、全部セットで1万円で譲ってもらえることになった。
我ながら自分のラッキーさにびっくり。
必要な備品が一気にほぼ揃ってしまった~。

他にも収納棚とか、冷蔵庫とか、洗浄機とか、
超格安でいいよと言ってくれている。
欲しいけどすぐに使える気がしないからな~。

とにかくまずは、
譲っていただいたものをキレイに磨いて、
設備工事を進めよう!

【8月3日(日)】
晴れ/35℃・22℃
殺人的な暑さ。一番大きな田んぼの草刈に父と二人がかりで挑んだ。何とか終わらせたけど、父軽くダウン。

2014年8月2日土曜日

フレンチマリーゴールド鉢上げ。


発芽用のパレットに撒いたフレンチマリーゴールドがキレイに発芽し、
本葉も出そろったので、ポットに鉢上げ。
今まで山土だけだった育苗土も、腐葉土を混ぜたものにした。

大きく丈夫な苗に育ってほしい。

なぜ食べられもしないフレンチマリーゴールドを育てているかというと、
コンパニオンプランツとして高い効果があるから。
まず、根から出す分泌液で、土中のセンチュウを忌避させることで被害を防ぐ。
また、花や葉の香りに防虫効果があり、作物に近づく害虫を減らすことができる!
さらに、雑草の繁殖を抑制する効果まである!!
しかも花がかわいくて癒される!!!

なんと素晴らしい植物だろうか。
実際、今まで見てきた無農薬の先輩農家さん達の畑には、
畝の端っこだったり、通路の一角に、かなりの割合でマリーゴールドがあった。
効果に期待。花も楽しみだ。

【8月2日(土)】
晴れ/35℃・22℃
クロネコ夜市に顔を出してみた。いろんな人に会えた中で、自分もだけど、人生は真っ直ぐに進まないもんなんだなぁと思う出来事あり。まっすぐ行かないもの同士、自分にやれることはやってあげたい。