2017年8月2日水曜日

2周年。


直売所をはじめて2周年を迎えた。
2年前、「一本杉農園」は僕個人を指すものだった。
それがやがて家族になり、2年経った今では、家族に加えて仲間も増えた。
自分だったものが自分ではなくなり、自分達になった。
うまく言えないけれど、不思議な感覚。
一本杉農園の核は今でも確かに僕だけど、活かすべきは僕ではなく、一本杉。
当たり前だけど、僕は今の、僕ではなくなった一本杉の方が好き。
「自分が大きくなろう」と思っていたのが、「この木を健やかに大きく育てよう」になったというか。
これからもっと深く根をはり、枝を伸ばして、気持ちのいい木陰がつくれるようになってくれたらいい。
日頃よりご愛顧いただき、誠にありがとうございます。この記事をご覧くださっている全ての皆さまに感謝申し上げます。


これからも一本杉農園をよろしくお願いいたします。

それと、2周年を迎えた日、
スタッフのみんながとても美味しいお昼ごはんを作ってくれて、
おめでとうラップも披露してくれて、記念のリースのプレゼントまで。
愛を感じました。本当にありがとう。

2017年8月1日火曜日

利己を極めた先にある利他。


読了。いい本だった。

全ての植物は、自らの種の繁栄のためにただひたすら利己的に生きている。
極めて利己的。
他者に対する優しさなどない。
しかし、世代を超えて徹底的に利己を極めたところに、利他が生まれる。
自らの種の繁栄のために、他者を利用する。そこにお互いにとっての利がある。

例えば、
植物は、花粉を食べてしまう虫を拒絶したり排除するのではなく、花粉の運搬役として利用し、
果実を食べてしまう巨大な敵であるはずの鳥や動物を、種の拡散に利用した。
植物にとって「共生」こそが、 世代を超えて導き出した最も合理的で効率的な生存繁栄戦略だったのだ。

それはたぶん、人にも通じる部分があって、
「自分のことばかり考えるな」「もっと他の人のことを考えろ」
と、よく言うけれど、
自分が良いように徹底的に考え抜いて、未来まで見据えて極めて利己的に振る舞うことが、
自己犠牲の感覚もなく、他者や環境に優しく生きることに繋がるのだろう。

その考えが極まらず、中途半端な利己的行動をとることは、必ずいつか自傷行為となる。
今はこの状態にあることが多い。
「自分のことばかり考えるな」「もっと他の人のことを考えろ」という言葉で、
利己思考を抑制するのではなく、徹底的に考え抜くことも大切だと感じた。

「共生」は、他に対して譲歩し、手を差し伸べる行為ではなく、
自らが生き残るための最善策だと、理解しておきたい。

2017年7月10日月曜日

足踏み式脱穀機。



麦の脱穀。
去年は道具がなかったから、壁に穂をバットスウィングのように打ち付けて脱穀した。
それがめーっっっちゃくちゃ大変だったので、
今年は足踏み式脱穀機を買った。
昔の道具はすごい。
人の動作はペダルを縦方向に踏み込むだけ。
すると爪付きのドラムが勢いよく回転する。
ペダルを踏む動作は、体重をかけられるし、重力も伴うので、簡単に強い力がかけられる。
踏み込んだ力は効率よく、目的(=脱穀)のために必要なエネルギー(=回転力)に変わる。

もし例えば、ドラムを回転させるために、ドラムについたハンドルを手回しするような仕組みだったら、脱穀はめっっっちゃくちゃ大変だろう。

小さな労力で大きなエネルギーをつくるにはどうするか、
そして、つくったエネルギーを目的の為にいかに効率よく変換するか。
よく考え抜かれている。
こういう仕組みを、暮らしや仕事にも取り入れられるといい。

2017年5月14日日曜日

蒔時

カフェの名前を決めた。
「蒔時(まきどき)」。

種を蒔く時。
僕にとって、農作業の中で最もワクワクする、想像力が広がる瞬間。
自分、野菜、雑草、虫、自然、いろんなものに思いを廻らせる。
蒔き終えて顔を上げると広がる、真っさらな土の景色も好きだ。気持ちがいい。
芽が出て来るのが楽しみで、何度も見に行ってしまうドキドキ感もたまんない。

このカフェにおいて、
何かを判断しなければならない場面では、
種を蒔く時の気持ちに立ち返って考える。
ワクワクするほうへ、思いが廻るほうへ、真っさらで気持ちがいいほうへ、ドキドキするほうへ。
そうやって大切に育てていこう。

2017年5月9日火曜日

益子陶器市2017春 ありがとうございました。

2016年の春、秋、と参加させていただいた益子陶器市。
今回の2017年春で3回目の出店。
今回も見目テント村でお世話になりました。
事前に11時販売開始とご案内しておきながら、やってみたら思ったよりも早く会場に到着できて、
だいたい10時半くらいに販売を開始した日が多かったかな。
そんなこんなで僕のご案内通りに11時を目指して来てくださった方の中には、
到着した頃には既に完売していて撤収中だったりしたりして。
遅刻もよくないけど早く着きすぎるのもダメなんだなぁと勉強になった。
また、今回は昨年よりもガッツリとたくさんの日程で出店し、最後の見目テント村の打ち上げにも参加させていただいた。
そのおかげで、前回までは、申し訳ないことにバタバタでテント村の中でもきちんとご挨拶もできていなかった方もいたくらいだったけど、
今回はほとんどの方とご挨拶できて、打ち上げではいろんな方々と楽しくお話できた。嬉しかったなぁ。
改めて見目テント村の皆さんはステキな人ばかりだ。
だから作品も魅力あるものばかりが揃うんだろう。

益子陶器市は、一日見て回れば膨大な量の作品に触れるので、いわゆる「陶器酔い」のような状態になって、「結局どれがよかったっけ?」となってしまう事がある。
そんな時の為の僕の自論。
作家さんを見て、かっこいい(顔って意味でなく)、話してみたい、と思ったら、その人の作品は絶対買って後悔はない。
結局最後は人なんだと思う。

次は2017秋。なんと100回目の益子陶器市なんだとか。
また見目テント村の皆さんと陶器市を盛り上げられたらいいな!楽しみだ!

2017年4月11日火曜日

お花見。




チーム一本杉のみんなと、高木校庭でお花見。
こうして仕事以外でも楽しい時間を共有できる人たちと、一緒に働けるということは、本当に幸せなこと。
春は出会いと別れの季節で、一本杉でも2人が卒業し、3人が新しく加わった。
今回は卒業した2人は来られなかったけど、新旧入り混じったメンバーでも集まれるといいな。

「この人と一緒に仕事がしたい」と感じるかどうかは、
今までどんなことをしてきて、どんな価値観を持っているかを知ることでヒントは得られるけれど、
きっと最後は感覚でしかない。
一緒にいて気持ちがいいかどうか、それに尽きる。
僕はみんなといると気持ちがいい。
みんなにとっても、僕が「一緒に仕事がしたい人」と感じてもらえているだろうか。
気持ちのいい人でありたいな。

2017年4月6日木曜日

山のようちえんopen



めみさんにお誘いいただいて、
「山のようちえん」のオープニングセレモニーに参加。
粟野の山奥に、型にはまらない、自然と音楽と山羊に囲まれた子ども達のための場所が誕生。
子も親も、ここに来ればいろんな感覚が開ける気がする。

入園式がはじまり、めみさんのスピーチで涙が溢れた。
めみさんの声と一緒に、やまさんの大きな愛が、みんなに降り注いできたような気がして。
きっと素敵な場所になる。今も素敵だけど、これからもっと。


山のようちえん
五感をフルに使って生きている幼少の時期を、自然と触れることで自ら学びとる力を育てます。自然には、人工物は「何もない」けれど、真理や哲学にあふれています。なるべく大人は率先したり、前もって制限をかけずに見守り、何か問題があっても子供たち同士で解決することを尊重します。」
http://www.facebook.com/yamanoyochien/