2014年12月9日火曜日

場所とタイミング。

有機農家さんから直接買っている小麦粉がなくなったので、
直売所で売っている普通の栃木県産の小麦粉を使ったら、
発疹が出てしまった。
身体は正直。別にもう動揺したりはしない。3日くらい粉に触らなければ治るはずだ。
身体との付き合い方も、選ぶべきものも、だんだんわかってきた。

茨城の自然農の農家さんの畑へ。
ユメカオリの播種について教えてもらい、種もたくさん分けていただいた。
肥料を入れない自然農は、作物の生育もゆっくり。
だから僕は、早めに播種して生育期間を長くとるものだと思っていた。
でも逆だった。
あえて遅めに(通常、麦は11月中旬~下旬。それを12月初旬に)する。
そして、畝間は40cm。播種の直前に耕す。
そうすることで、草を制する。
12月初旬以降に発芽してくる雑草はほとんどないため、このタイミングで耕せば春まで雑草なし。
春には麦の背が高くなるため畝間は日陰になり、除草が必要になるほどには雑草は伸びられない。
麦の収穫を迎える6月中旬まで、除草要らず、ほとんど放置で問題なく進めるという。
なんなら麦踏もしなくてもいいとか。すげー。

他の作物についても、同じ理論を当てはめることができる。
最も重要なのは、その土地に合う作物の選択(同じ畑でも畝によって合う合わないがある)と、
播種のタイミング。
タイミングを掴むには、10日ずつずらして同じ種を蒔いて、生育と雑草の状態を観察するといい。
その2つが完璧にハマれば、するべき世話は播種と収穫のみになる。

身体についても同じなのかもしれない。
自分に合うものと場所を選び、よきタイミングで動く。
理論武装も要らない、着飾る必要もない。
いいものをつくり、いい自分でいるための肝は、そこなのかもしれない。

【12月9日(火)】
曇り/12℃・-1℃
黒大根、トロンボーンズッキーニの種もいただいた。

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