2015年1月6日火曜日

Tenjin Covoのワイン。

今週末に開催予定のTenjin Covoで使わせてもらうワインの買い付けをした。
信頼する酒屋さんに話を聞きながら、少し味見もさせていただきながら、
金澤さんと一緒に選ぶ。

選んだものをきちんとおすすめするために、
色々調べたので、ここに覚え書きを…。

【赤】
四恩醸造/窓辺 淡赤 2013
Laurent Lebled(ローラン ルブレ) /TOURAINE CA C'EST BON!(トゥーレーヌ サ セ ボン!) 2013
Laurent Lebled(ローラン ルブレ) /Touraine On est Su l'sable (トゥーレーヌ オ ネ スル サーブル) 2012
La Grange Aux Belles(ラ グランジュ オ ベール)/La Chaussée Rouge(ラ ショセ ルージュ) 2011

【白】
四恩醸造/ローズ 白 2014


■四恩醸造
・2007年、山梨県牧丘に設立。
・栽培から醸造までを、代表の小林剛士さんが一人で取り仕切る。
・ボトルにブドウの品種名を記載しない。固定観念を捨てて、旨いか、そうでないか、きちんと自分の感覚で感じて欲しいから。

「窓辺 淡赤 2013」
・茶色を伴った淡い赤。
・アメリカンチェリー、桃、パパイヤ、メロン、そしてバラのような香り。
・なめらかな口当たりにバナナ、マンゴー、パパイヤなど南国系のオイル感を持ったフルーツや、 ズッキーニのような青い感覚、生アーモンドのようなナッツ感。
・口中では柑橘の青さが刺激的に広がり、ライムやハウスみかんのような冷涼感を感じる。

「ローズ 白 2014」
・濁りを伴ったやや赤みと緑もある黄色。
・穏やかな香りの中には、パイナップルやマンゴーのパッション系の香りと、ライムやレモンの柑橘系が混在。スワリングすると重いバナナやメロン系が漂う。その奥には生の胡桃のようなナッティーさも。
・口中から鼻腔にはライムやミント系の爽やかな感覚が抜ける。
・最後は舌をさらりと通り抜けるあっさりとした口当たり。
・何も考えずに口に入れると、やや甘みを感じるような細やかな口当たりと、リンゴ酸のような酸と苦味を感じる。
・8月下旬のデラウエアをバンチプレスし、自然発酵。1週間程度のステンレス発酵に6週間程度の樽発酵・樽貯蔵を行い、自然清澄後瓶詰め。無補糖。亜硫酸は瓶詰め直前の1回のみ添加。


■ Laurent Lebled(ローラン ルブレ)
・フランス、ロワールの「サヴィニー・アン・ヴェロン村」。
・ソミュール・シャンピニ出身。27年間木材の輸出・卸会社を経営していたが、 自然を感じながら物を作る仕事をしたくなって、2010年7月ワイン造りに転向
・栽培面積は2,2ha。ビオロジック農業。ブドウの収穫量よりも、地中の生態系も含めた自然全てが健全であることを大切にしている。
・ワイン作りの最初から最後までSO2を一切使用せず、ノンフィルターでビン詰めする。

「TOURAINE CA C'EST BON!(トゥーレーヌ サ セ ボン!) 2013」
・僕が代々木のアヒルストアで飲んで感動した1本。
・ガメイ100%。親しみやすく、葡萄の甘みや旨みを感じる味わい。
・タンニンは柔らかく、口に含むとジワジワと旨みが広がっていく。
・「CA C'EST BON!」=「これ、うまい!」。ワインができた時、応援してくれた友人らと初めて飲んだ際の皆の言葉をワイン名に。
・SO2(酸化防止剤)一切不使用。

「Touraine On est Su l'sable (トゥーレーヌ オ ネ スル サーブル) 2012」
・カベルネ・フラン100%。素朴な香りで、フレッシュ感のある口当たり。
・ワイン名は、畑に砂が多いこと。そしてフランス語で「グラスが空っぽだよ!」というファミリアルな表現(俗語)から。グラスに注いでも、砂に染みこむみたいにすぐに飲み干してしまう、という意味合いをもつ。


■La Grange Aux Belles(ラ グランジュ オ ベール)
・フランス、ロワール地方、スレーヌ村で、マーク ウタン, ジュリアン ブレストが造るワイン。
・2004年創立。最初の公式ビンテージは2008年。
・旨くて面白いワインを造る、ダイナミックな2人。

「La Chaussée Rouge(ラ ショセ ルージュ) 2011」
・カベルネ・フラン50%、グロロ・ノワール50%(樹齢40年)。
・マセラシオン カルボニック製法。野生酵母で発酵。SO2はトータルで50㎎のみ。
・淡い色合いとは裏腹のしっかりとした味。
・柔らかく果実感が豊かな、茶目っ気たっぷりのワイン。


色々調べたけれど、
ウンチクを言うつもりは全然なくて、
質問されたら最低限答えられるようにしておく必要はあるけれど、
ワインも料理も、頭で楽しむもんじゃない。
大事なのは、その人がそれを美味しく飲んでくれるかどうか。
もちろん自分達ができる最大限の美味しいものを出すけれど、
美味しいものを食べるより、ものを美味しく食べる。そんな楽しみ方をしてもらえるような空間にしたい。

【1月6日(火)】
晴れ/9℃・2℃
完全に予算オーバーしてる。でも楽しいからいいか!

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