2014年8月12日火曜日

食べて気持ちがいいものを作りたい。

今回のWWOOFホストの農家さんの、
今まで見せてもらってきた農家さんとの大きな違いは、
営農の軸に"養鶏"があることだ。
ケージではなく平飼い。
エサは、国産の麦や米ぬか、ワインの搾りかす等を発酵させてブレンドした飼料。
その卵は、濃厚というよりも、澄んだ力強さのある味がした。
黄身はレモンのような薄い色。
一般的によく好まれるオレンジ色の濃い黄身の卵は、エサに着色料を混ぜて色付けしていることも多いんだとか。
加えて、普通は飼料も安価な輸入穀物に頼る場合が多い。安価ということはつまり、遺伝子組み換え技術や、農薬、化学肥料を使って効率重視で作られたということだ。
そういうエサを食べて、美味しそうな色になった卵や、強制的に太らせて脂の乗った肉は、
食べて気持ちがいいものなのか。
いいわけないんだけど、普通にスーパーで買って食べているものは、大体がそういうものだってことが現実。
農業に使う肥料だってそう。
そういう育て方をされた家畜の糞尿から作った"有機肥料"で育った"有機野菜"は、
果たして本当に健康か。
そういうの、自分の身体に悪影響が表れていなくても、なんとなく気持ちが悪い。
有機栽培にも大きな幅があり、本当に安全な食べ物は本当に少ない。

だからこそ、今回のWWOOFホストの農家さんのような方は貴重で、
支持していきたい存在だ。

また、今回改めて実感したのは、
栽培方法や肥料の違いによって、野菜の味が変わるということ。
なんとなく、だんだん感じられるようになってきた。
まったく同じ育て方をしても、育てた人が違えば違う味になるんだろうけど。

色々食べて、たくさん感じることが大切。
自分の野菜はどんな味がするだろう。
そこに自分は出ているだろうか。
どんな味にせよ、食べて気持ちがいいものを作る人になりたい。


【8月12日(火)】
雨/25℃・23℃
長袖が欲しいくらい寒い一日。収穫した小麦とラッキョウの調整をさせてもらった。

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