2014年7月27日日曜日

ホリスティックに考える。


栃木県茂木町の農家さんにて一日体験農業。
無農薬、無肥料で野菜や米、果樹や雑穀など、幅広い作物を夫婦二人で栽培し、さらにそれらを使った焼き菓子などの加工品までをも自分達で作り、販売している。
その畑は、作業する人が疲れにくく飽きにくく、楽しく働けるような工夫で溢れていた。
砂糖不使用の雑穀の焼き菓子は、素材の優しい甘みが感じられる滋味深い味だった。

また、ここのご夫婦は、農業だけでなく、
医食同源、身土不二、一物全体、マクロビオティック、発酵食、ホリスティック医療など、
"自立して生きる"知恵や考え方への造詣も深い。
食事はもちろん、お菓子もお茶も自分達で材料から作る。洗剤はほとんど使わない。身体の不調があれば自分達で原因を突き止め、薬草で治してしまう。
独自の哲学を感じるその暮らしのあり方は、現代社会のそこかしこにある不自然さを鋭い目で見据え、未来に向けてすべきことを深く考えた結果なのだろうと、お話を伺う中で思った。

以前読んだ坂口恭平の本に、こんなことが書いてあった。
「日本人は土地を"先祖代々受け継いだもの"とし、コンクリートで固めて守っている。一方、アメリカのインディアンは土地を"未来の子供たちからの預かりもの"だとしている。だからコンクリートなんて絶対ぶち込めないんだ。」
本当の意味で土地を守れるのは、日本人とインディアン、どっちだ。
俯瞰して少し考えれば、日本人のやり方が本末転倒なのは火を見るよりも明らかだ。

悪いことだと思っていなくても、
実は自分や他人、そして未来に対して大きな負荷をかけてしまっていることが、
今のいわゆる普通の暮らしの中にはたくさんある。
当たり前になっていることも、ホリスティックに考え直してみる必要がある。


【7月27日(日)】
晴れ/33℃・18℃
農作業後、筋肉反射を使った方法で身体の具合をチェックしていただいた。
どうやら僕の身体には、殺虫剤と、界面活性剤の成分と思われる化学物質が溜まっているらしい。
以前からなんとなく知ってはいたけれど、歯磨き粉や食器洗い用洗剤など、今、一般家庭で広く使われている洗剤類は、どれもけっこうやばいんだそうだ。
今日から出来ること。まずはシャンプーを変える。

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