農民は晴耕雨読。
農業のやり方はいろいろある。
農薬は当然使いたくない。環境に必要以上の負荷をかけたくないし、自分の体調にも影響するかもしれないから。
だから「無農薬」でやることは、農法について調べる前から決めていた。
では、肥料については、有機、化学、無肥料。そしてその質。
どんな方法を選ぶのが自分に合っているのか。
現時点で集めた情報を元に、考えをまとめておきたい。
■植物に必要な栄養素について
主に窒素、リン酸、カリウムの3つ。
■肥料の量について
人間が多量の食物を摂取すると、余剰の栄養素を脂肪として体に蓄積するのと同じように、植物は肥料が多いと、過剰に栄養を吸収して蓄えてしまい、それが虫食いの原因になる。
また、その際に、窒素は分解し切れずに「硝酸態窒素(NO3)」の状態で蓄積される。
■硝酸態窒素(NO3)の有害性
硝酸態窒素を人間が摂取した場合、メトヘモグロビン血症、発癌、生殖機能の障害といった健康被害を引き起こす危険性がある。
■市販されている有機肥料の現状
多くの有機肥料には家畜の糞が使われるが、現代の家畜には抗生物質やホルモン剤が投与されてる場合が少なくない。それで作った堆肥を使えば、畑に抗生物質やホルモン剤が入ることになる。
■有機肥料を自分でつくる
自分で酵母菌やEM菌を培養し、安全な材料を発酵させて有機肥料をつくることは可能。ただ、堆肥になる安全な有機質の材料があまり手元にない。
■種継ぎ・連作
同じ畑で、同じ野菜を種を繋ぎ続けてつくることで、代を重ねるごとにその畑やその人の育て方に合った野菜をつくっていくことができる。
以上の事から、「無肥料」が理想のスタイル。つまり、「無農薬・無肥料」。
しかし、いきなりそれはハードルが高いように思う。
理想の農法を追求することよりも、様々な意味で長く持続可能な農業をすることのほうが大切だ。
だから、まずは無肥料で走り出してみて、どうしても必要と判断した時に、少量でも自作の有機堆肥を使おう。
そして種を繋ぐ中で段階的に量を減らしていき、ゆくゆくは無肥料に。
まだまだ実際にやってみないとわからないことばかりだけれど、
現時点では、この方針でやってみようかな。
【7月4日(金)】
雨/22℃・19℃
一日中雨。ひたすら読書と書類作成。
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